「やる気」を引き出すのに大切なのはどっち?

「スタート地点」or「ゴール地点」?

★モチベーションが保てるところまでがゴール

モチベーション維持のためには、ゴールを視野に入れていることが必要です。
プロジェクトの進行中にプレッシャーを感じて、スタート地点からこれまでの成果を振り返りたくなるかもしれません。

しかし、前向きなモチベーションを長く保つにはゴール地点をしっかり見据えていることが必要不可欠になってきます。

前向きなモチベーションを持っている人は、仕事の進め方が非常にスムーズですよね。

モチベーションがあると視界がクリアになって解決策に向かって行動しやすくなります。

解決を実行に移すうえで無駄なノイズとなる漠然とした恐怖や不安を持っていないので冷静かつ合理的な判断することができ、結果としてスムーズに成果をあげられます。
つまり後ろを振り返って無駄に意識を散らしているヒマがあったら、前だけ見据えて進むべきなのです。

しかし、ゴールをどこに設定してあるかで話は大きく変わってきます。
あまりに自分の実力とかけ離れた「見えないゴール」に向かって走り続けると、体力よりも先に精神が疲弊してしまいます。

★見えるゴールはいいゴール

例えば筋トレなどで限界だと感じた時に「あと10回頑張ってみよう」とこらえると意外と頑張れたりしますよね。

「10回」という明確な目標があれば、疲れているなと思ってもそこまでは辿りつこうとするものなのです。
逆に、あと何時間残業すればいいのかもわからないままなんとなく目の前の仕事をこなすだけになってしまったりすると、モチベーションを保つのはかなり難しいでしょう。
「18時で仕事が終了する」「この課題が終わったら自由時間である」というように具体的な目標地点が設けられていると、それに合わせて何が何でも終わらせるためのモチベーションが高まっていくのです。

「今10ページ課題が終わった」とか「プロジェクトの資料を4ページまとめ終わった」ということは多少の自己評価にはなっても、課題を終わらせるモチベーションの直接的な維持にはつながりません。

まずは3ヶ月、1日500円ずつ貯金してみる。

自分自身を管理するためにはこの先のプロジェクトがどこで終わるのか、きちんと認識していることが重要になってきます。

「ここで終わり」という位置さえはっきりしていれば、後はやるべきことをこなすだけです。

まずはスピードよりも着実に業務をこなすことを考えていきましょう。

経験を重ねればスピードは身についてきますし、成果はモチベーションをより強固なものにします。
なによりもまず、仕事中の精神的なストレスが軽減されます。
ゴールに近づけば近づくほど、心が軽くなっていく感覚を味わったことはないでしょうか。
今まで全く運動してこなかった人が、いきなり腹筋100回、マラソン5キロを走れるわけがありません。

自分のやる気を継続させるためには、小さな成功をゲットしていくことが大切です。
まずは簡単に達成できそうなゴール地点を定め、そこににたどりついてみましょう。

MonAmie