「やる気」を持続させるには?

やる気を長期間、維持できる人はあまり多くありません。
人間は、すぐに結果の出ることを求めがちです。
しかしビジネスシーンでは、問題解決にむけた継続的な挑戦が大きな成果につながります。
何としても企画を成功させたいという高いモチベーションを助けてくれるのは、他でもない自分へのごほうびではないでしょうか。
本日もやる気を高める戦略的思考を研究していきましょう。

★ごほうびは計画的に

そこにごほうびがあるから・・・
この仕事が終わったら、大好きなカツカレーが待っている。
そう考えるとなんだか幸せな気持ちが湧いてきて、苦しい残業中でも乗り切れたりしますよね。
頑張った先の頂上にすばらしいごほうびがあると思えばこそ、なんとか会社に行く人も多いでしょう。
幸福感は、あなたを仕事のストレスから守ってくれます。
自分のごほうびのために働くというと利己的なようですが、長期間に渡って努力するモチベーションを保つのは本来とても難しいことです。
理想や精神論でムリヤリ乗り切ろうとすれば、大抵の人が挫折してしまうでしょう。
そこにごほうびがあるからこそ、私たちはゴールを目指して走り続けることができるのです。

★ごほうびを忘れる時

旅行するとか、欲しかったものを買いに行くとか、美味しいものを食べに行くこと。
課題を達成した後の嬉しいごほうびは、身も心もリフレッシュしてくれますよね。
しかし、実はごほうびが最も私たちに力を与えてくれるのは、それを手に入れることを計画したり想像しているまさにその時がピークなのです。
苦労の末に手に入れたとしても、ごほうびはいつまでも私たちを幸せにしてくれるわけではありません。
目標を達成してごほうびをゲットした瞬間から、その幸福感は忘れられていきます。
忘れることは脳の機能のメリットであり、デメリットでもあります。
目標を達成してごほうびを得たあともそれに満足しないおかげで、私たちは次の目標を探してどんどん能力を高めることが出来るのです。
ただし、ごほうびのモチベーションに対する効果は平均して2ヶ月程度しかもたない、という報告がされています。
あまり遠すぎる未来にぽーんと目標を放り投げてしまうと、いくらごほうびがあってもやる気は続かないでしょう。

★2か月先までは幸せ満タン!

ごほうびの存在に基づいたやる気が2ヶ月程度しか持続しないなら、その期間中に何も成果が得られないような計画をたてるべきではありませんよね。
やみくもに手を動かすよりは、人間の精神のメカニズムをうまく利用して、モチベーションの波に乗る方が効率よく仕事ができます。
長時間仕事をしていれば、誰でも視野が狭まり、モチベーションが下がってしまうものだと理解しておきましょう。
そんな時の打開策が、新たな報酬(ごほうび)です。
成果が出た後のリフレッシュ方法を計画して、実現した時の想像をふくらませましょう。
そうすれば楽しいことを考えている内はポジティブ思考なので、ストレスをあまり感じることなく仕事に専念できるという仕組みです。
これは単純なようですが、楽しいことを考えてわくわくすることが、自分へやる気を注入する一番効率のよい方法なのです。
自分にごほうびを与えるタイミングとして最適なのは2か月後だとわかったところで、計画しておけば、モチベーションを調節することが出来ます。
目標をたてることでより具体的な幸せのカタチが見えてきます。
くれぐれも、遥か彼方にゴールを置かないよう注意しましょう。

MonAmie