「やる気満々」よりも「やる気を尊重する」方が良い!?

私たちの思考や決断力は、メンタル面に大きく左右されます。

問題に対してどんな気持ちで取り組むかによって結果が大きく変わってくる可能性があるのです。
やる気をもって仕事に取り組めば、多くのアイディアが生まれ、豊かな成果が期待できます。
言葉でいうのは簡単ですが、仕事に対するやる気は人それぞれでバラツキがあるものです。
やるべき仕事に興味が持てない場合、その仕事はいよいよ面倒なものに感じられるでしょう。
とはいっても、やる気のあるなしで仕事の能率は歴然です。
やる気があって仕事の効率が良い人は、どんどん評価が高まっていくでしょう。
しかし、やる気を出すのに必要なのは特別な才能ではありません。
自分のメンタルに対するアプローチの方法を知っているかどうか、なのです。
本日もやる気を高める戦略的思考を研究していきましょう。

◆はじめから意気込まない
新しいことをはじめるなら、スピード感は大事にしたいところですよね。
しかし、意気込みすぎてオーバーワークになってしまったり、燃え尽きてしまうようでは本末転倒です。
そもそも、よく知らない、または興味が持てないジャンルの仕事を任された場合、なかなかやる気が出てこない方が普通ではないでしょうか。
知らない仕事なので、予想不可能な状況というストレスを抱えながら新たな知識の習得と仕事を並行してやらなければなりません。
進めたい気持ちだけが空回りして、どこから手を付けていいかわからなくなったりしてしまうものです。
結果として必要な情報を整理する判断力や集中力の妨げとなり、ミスを誘います。
「はやくやろう」「すぐ結果を出そう」と袖をまくるのは結構ですが、まずは現状を整理するなどして、環境に慣れていくことが先決です。

◆芽生えたやる気をつぶさない
やる気が十分に出ないからと言って無理に自分を追い立てるのは禁物です。
普段から熱血漢なわけでもないのに張り切ろうとして「自分ならできる!」「やるんだ!」と思い込もうとしても簡単にはいきません。
やる気をピーク状態で保つことはほとんど不可能です。
「自分にはできるだろうか?」とふんわり問いかけるくらいの方が精神的な負荷が少ないので、結局は丁寧に仕事をこなせるようになります。
まずは自分自身に「できるかな?」の問いかけをしましょう。
周りにかかる負担のことを考えて「できないといけない!」と思い込む必要はありません。
もしあなたが上司で、部下に仕事を頼みたい場合は、「この仕事頼むよ」ではなく「この仕事できそうかな?」という表現にしてみるとよいでしょう。
個人のペースで業務をスムーズに進められるようになるまで、焦らずにやる気を育てていきましょう。
最後までモチベーションを維持することが大切です。
あまりにも早く成果を求めたりしてしまうと、せっかく芽生えたやる気をつぶしてしまうことになりかねません。

◆できそうなことから手をつける
急に新しい仕事をふられると身構えてしまいますよね。
あれもこれもしなければならないと考えると頭の中の進行表が複雑になってしまうのでずは一つか二つすぐ終わる仕事をやってみましょう。
それによって得た達成感をエネルギーにして、次のミッションに進んでいくのです能力の個人差や周囲の無理解を理不尽に感じることもあるでしょうが、余計な感情に振り回されてはいけません。
たとえ能力の高い人が横にいても焦ったりせず自分のペースを守れる堅実さが、結局は自分の能力を伸ばしていく近道になります。
やる気を育てていけばそれが自信につながり、企画をこなすスピードは確実に早くなっていくでしょう。

MonAmie